前大統領は草葉のかげでわらっているか。

 つい最近かえらぬひととなられましたが、韓国の前大統領は盧武鉉ノ・ムヒョン)というひとでした。

 左派の大統領で、はじめこそ大規模な公共事業や自主国防政策で支持をあつめたものの、結局急落して後半はほとんどさえなかった印象があります。

 理念先行の左派政権を、当時日本のネット住民はずいぶんわらいながらみていた記憶があります。

 ひるがえってわが日本ですが。

 鳩山政権のおざなりな対応についにアメリカがブチぎれましたね。

 いくらずっと反対してきたからって、いまさら普天間基地の県外/国外移転をむしかえしてどうするのでしょう。明確な対案があるならまだましなのかもしれませんが、ただその場しのぎの発言をつみかさねているだけにしかみえませんね。

 首相の発言、ブレまくりなんですけど、マスコミさん?

 挙句に「沖縄県民の相違がうんぬん」とあいかわらず自分が責任を負うつもりはないらしい。

 本気でノ・ムヒョンをわらえない状況になってきた気がします。

 中国新聞に「首相も県外移転のむずかしさがわかってきたらしい」なんてなさけない一文がかかれていましたが、歴代政権がなんとか県内移転にこぎつけたところを、はたから無責任に発言していたのだとしたら、政治家としての見識そのものがとわれるんじゃないでしょうか。

 余談ですが、長谷川慶太郎『2010大局を読む』を買っちまいましたよ。

 毎年おなじ内容と大好評のこのシリーズですが、今回は政権交代したとあって、民主党にもページがさかれています。

 いわく「民主党は『予算編成』と『米国関係』で対応をあやまれば早晩いきづまる」だそうで。

 さすがにこれには同意せざるをえません。

 「一度まかせてみようか」という国民のおもいを早々にうらぎりまくっている民主党ですが、さてさて・・・。