今上陛下のご譲位についてかんがえる。

 尊王攘夷論者としてコメントしたい出来事があったので、ひさびさに復活。実に約7年ぶり(!)

 譲位特例法案に、「安定的な皇位継承を確保するための諸課題」と「女性宮家の検討等」を「施行(譲位実現)後速やかに」行うように政府に求める付帯決議がついた件について。

 現憲法天皇の地位について「国民の総意」にもとづくとうたっている以上、建前として全会一致にすこしでもちかづけたいというのは、やむをえないことなのかもしれませんが、崩壊寸前の民進党の主張をそこまでくんでやる必要があったのかどうか、またそんな配慮をすべき問題なのかについては疑問があります。たしかに拘束力はなく、政府に慎重論がおおくをしめるとはいえ、安易な方法だったのではないかとおもいます。あたらしい時代のはじまりについて、うっとうしい「おでき」をのこす結果になってしまった気がします。

 ただ、法律の施行、つまり今上陛下の譲位がいつになるかはわかりませんが、検討するのであれば、はっきりつぶすか、もしくは「国民の総意がえられないので時期尚早」として、あっさり先おくりするべきでしょう。あるいは、「すみやかに」五十年後ぐらいを目処に検討するとか(皇室二千七百年の歴史をかんがえれば、それでもはやすぎるくらいですが)。皇統護持の立場からすれば、あせって変な結論をださないようにすることさえ第一にしてくれれば、とりあえずは問題ないとおもいます。

 たしかに世俗の法律のさだめるところの「皇族」は減少しますが、血筋をひくところの「皇統」をになう方はまだまだいらっしゃいます。そうであるかぎりは、はやまって結論をだす必要はまるでありません。歴史も伝統もかえりみない軽薄な輩がいる間は、下手にうごかないことが肝要です。政府や国会は、とにかく余計なことをしなければよいだけです。この際、先おくりも大事な知恵です。
 「国民の総意」にそれほどこだわるぐらいなら、皇統護持の論者について無視することはあってはならないはずです。何にせよ、この問題を真剣にかんがえるすべての人は、今後も積極的に声をあげていくべきだとおもいます。

いまさらながら参院選をふりかえる。

 民主党まけましたね。

 まあ当然といえば当然でした。

 千葉景子が落選したのがすごかった。輿石東ももうすこしで自民党のど新人にまけそうになってました。

 これでしばらくリベラル発言はできなくなりましたね。千葉景子法務大臣に再任されましたが、さすがに一度落選した身でおおきなことはいえないしできないでしょう。社民党共産党もがっかりな結果でしたし、ネット右翼もひとまず満足、といったところでしょうか。

 だからといって別に保守系が躍進したかといえばそうでもないのかなと。例の「たち日(命名石原慎太郎だそうで。この人のネーミングセンスにはいつだって疑問をもたざるをえない)」も日本創新党もそんなでもなかったですし。自民党もややもちなおしてきたということで、こんなことなら何も自民党を離脱することもなかったんじゃないですかね。

 とにかく民主党にはすこしでもまともな政党に成長してもらわないといけないわけで、この参院選をきっかけに日本の政治がよくなってくれればいいなとおもいます。

自民が憲法改正で論点整理。

 自民党が新憲法案のとりまとめのためにいろいろ議論をしているようですね。

 とにもかくにもいわゆる「保守」とよばれるひとたちが自民党にそれなりの期待をかけるのは、「憲法改正」などの結党の本旨を信じているからでしょう。長期政権がつづきすっかり過去の既得権益保持者というイメージがこびりついてしまったわけですが、本来自民党保守政党であるわけで、これをわすれてしまっては自民党の存在意義はほんとうになくなってしまうといえます。そういう意味では、このようなうごきはいいことなのかなと。

 でも、はっきりいって「憲法」「外交」「防衛」は票にならんのだよなあ。そのことは去年の衆院選が証明しています。票にならないからますますかたられなくなり、どんどん荒廃してゆくと。

 外国ではどうなんでしょうね。

ふ〜ん。

 小林議員やめないんですかね。

 政権発足から半年あまりですでにずいぶんいろんな不祥事が判明してますけど、引責辞任したひとってひとりでもいましたっけ?

 しがみついている印象をあたえてみずから支持率を落とすよりは、一回損してでも末ながく政権を運営できるような策をかんがえたほうがいいとおもうんですが。

 

もうちょっとバレないようにやれよ・・・。

 いや、女子フィギュアスケートの話ですけどね。

 20点差ってどういうことよ。

 おとといのまんま、5点差で最後までいったら「ちょっと不満だけどそういうもんか」でおわっていたかもしれないのに、まさかの世界最高得点十数点オーバーですよ。

 どうせやるなら、もっとこっそりやればいいのに。

 もはやこうなっては、かんがえられる可能性は下の4つです。

 ①いったんは買収された審判が、それでも良心の呵責にたえきれず、ありえない高得点をだすことでこれは八百長だと必死にアピールしている。

 ②これが八百長ならこんなにわかりやすいことをするはずがない。だから実は八百長にみえるけどほんとうにこれだけの差が彼女たちの演技にあった。

 ③「これが八百長ならこんなにわかりやすいことをするはずがない」という心理を逆手にとった巧妙な八百長

 ④特に何にもかんがえず単純に「誰もおいぬけないくらいの世界最高得点をだしてくれ」とスポンサー側が要求。


 ・・・何となく4番のような気がするけど。


 それにしても、みなさんおっしゃいますが、やっぱりむずかしい技を何度もきめた浅田真央が無難におわらせたキム・ヨナにはるかにおよばないというのは競技の性質からいってもおかしいわけで。

 だってフィギュアスケートは「スポーツ」なんですから、肉体の限界に挑戦してみごと成功させた選手をよりたかく評価しなければならない。ただみた目がきれいなだけでいいなら、それは「ショー」ではあっても「スポーツ」とはいえないんじゃないでしょうか。

 まあこれでルールは大幅に改正されるんじゃないかとおもうんですが、それはそれで何だかな・・・。

 やっぱりオリンピックふくめ、国際スポーツ大会にスポーツマンシップを期待してもムダだということをあらためて確信しました。

 「真のスポーツファンはオリンピックなんぞみない!」と僕は声高にうったえたい。


 うん、でも浅田真央はがんばった。安藤美姫もがんばった。鈴木明子もがんばった。特に鈴木明子摂食障害でたいへんだったらしいけど、よく入賞した。すばらしい。

 あと競技二日前にお母さんをなくしたカナダのロシェットも。土壇場で逆境のなかよくがんばった。

 ・・・別にキム・ヨナががんばってないとはいってないですよ。期待されすぎて、ここでこけたりなんかしたら帰国後マジでころされてたかもしれないことをかんがえれば、十分がんばったといえるんじゃないか。ただ点差がありえないでしょ、って話だ。

いやいやいやいや(笑)

「国民の相当数いかれている」亀井金融相
- 読売新聞(02月24日01時44分)

 そんなんいうなら、あんたさんとこの地元でうけいれたらいいんじゃねえのか?広島6区のみなさん、ぜひ手をあげてください。

 ほぼ現行案できまりかけてたのを全部ひっくりかえしたのは現与党なわけで、当然あらたなうけいれ先をきめる責任も与党にあるはずです。それをうけいれ先がないからって日本国民を狂人よばわりするなんて、あんたのほうがくるってるとしかいいようがない。

 そもそも、米軍を積極的に誘致したいとおもってる自治体がどこかにあると本気でおもってたんでしょうか。今回の件をへずとも、日本国民が米軍をうけいれたいなんて全然おもってないことはわかりきっているはずです。

 おもってないけど、現在わが国の防衛政策が米軍の存在を前提としているのはたしかなわけで、だからこそ本当はうけいれたくない基地をうけいれてくれようとしていた名護市には感謝すべきだったわけです。

 そのへんのゆがみは、戦後米軍が国内に堂々と基地をかまえることをゆるしつづけてきた日本国民と歴代自民党政権に原因があるわけですが。米軍を厄介ものあつかいするなら、米軍なしの防衛政策をきちんと構築してゆくべきだったわけですね。この問題に目をつぶってしかるべき議論をしてこなかったツケがいま盛大に噴出していると。

 というか非常に今さらなんですが、あらたなうけいれ先の見とおしが全然たたないまま合意を反故にするってのはどういう神経なんでしょうか。ふつうこういうときは事前に全部準備したうえで交渉にはいるものじゃないですかね。そんなんで相手を納得させられるとおもってるんでしょうか。

「戦略性の欠如」というより、単純に頭がわるすぎる。このひとたち本当に政治家なんでしょうか?今までこういう交渉をしたことがないのかな?

 こんな連中、アメリカ政府じゃなくてもまっとうな社会人なら相手にしないですよね。

 まあたしかに、この程度のバカどもに票をいれて政権をとらせた国民は、頭が「いかれてた」といえそうです。

どうでもいいけど。

 IT開発指数で日本が8位になったそうです。

 前年度が7位だったそうなので1位下落ですね。

 本当にいつもおもうことだけど、日本のマスコミは日本の番付がさがったときだけ記事にするよね。もしくは不名誉な番付があがったときか。「相対的貧困率」とかそのよい例だとおもいます。

 そろそろ悲観論でメシをくうこれまでのやり方をあらためたらどうか。正直マスコミ凋落の原因はこのへんにある気がしてならない。